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百病の長「風邪」にご用心 その2

カテゴリ: 東洋医学の魅力 作成日:2017年10月29日(日)

こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

 

今回は、百病の長「風邪」にご用心の2回目です。
「風邪(ふうじゃ)」が「百病の長」と言われる所以を
お話いたします。

 

中医学では、自然界の各季節に起こる現象を
「風・暑・湿・燥・寒・火」の6つに分類しています。

これらは、自然現象であるため、
普段は「六気(ろっき)」と呼ばれます。


しかし、これら六気が季節外れの時期に現れたり、
異常な強さ(猛暑や寒波など)を持ったとき、
「六淫邪気(ろくいんじゃき)」となって
病因になるとしています。

 

例えば、寒い冬に風邪(かぜ)を引くと、
ものすごく悪寒が強くなりますよね。
それは、冬に猛威を振るう「寒邪(かんじゃ)」に
よるものとされるのです。

 

では、なぜ「風邪(ふうじゃ)」は、
「百病の長(ちょう)」と呼ばれるのでしょう。

 

それは、風邪はいろいろな邪気を引き連れて
身体に侵入する性質を持っているからなのです。


要するに、邪気の「先導役」みたいなものですね。

 

例えば、夏には熱風が吹きますし、冬には冷たい風が吹きます。
梅雨の時期になると湿った風が吹き、秋には乾燥した風が吹きます。


このように、各季節に猛威を振るう邪気は、
ほとんどの場合「風邪」に引き連れられて身体に侵入します。

 

通常、身体の表面には衛気(えき)と呼ばれる気が巡っていて、
邪気の侵入から身体を守っています。
衛気の「衛」は、防衛の「衛」ですよね。

 

要するに、ドアや窓にロックをして、
侵入者を防ぐみたいなものです。

 

普通であれば、鍵のかかった窓(衛気に守られた体表)からは
風は入り込みません。

 

しかし、運動や入浴後に汗をかいた状態で風に当たってしまうと、
汗腺が緩んでいるので風が身体の中に入り込み、
「悪風(おふう:風が肌に当たるのを嫌がる症状)」が発症します。

 

また、先日猛威を振るった台風のように
通常よりも強い風が吹き続けたりすると、
風は邪気である「風邪(ふうじゃ)」となって
身体の中に入り込みます。

 

そして、他の邪気(寒邪・湿邪・燥邪など)を載せて侵入すると、
それぞれ悪寒(寒邪)、身体の重み(湿邪)、空咳(燥邪)などの
症状が併せて現れます。

 

ですから、感冒にかかった場合、
そのほとんどが「風邪」がからんでいることになります。


そのため、感冒という本名がありながら、
悪寒・発熱がする体調不良の初期症状を
「風邪(かぜ)」と呼ぶようになったんです。

 

ちなみに、今回の初めにお話した
「寒い冬に風邪(かぜ)を引いた場合」の原因となる邪気は、
「風寒(ふうかん)邪気」と呼び、
「風寒感冒」と診断されます。

 

「風邪に引き連れられて寒邪(かんじゃ)が身体を侵した感冒」
という意味です。

 

寒さもこれから本格的になります。
今日も、かなり寒いです。
皆さん、風寒邪気に侵されないように
温かくしてお過ごしくださいね。

百病の長「風邪」にご用心 その1

カテゴリ: 東洋医学の魅力 作成日:2017年10月20日(金)

こんにちは!

十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

 

最近、周囲で咳や鼻水で苦しそうな方、
結構多くみられますよね。

そう、この激しい寒暖の差が影響してか、
風邪をひいている方が多くいらっしゃるようです。

 

実は、私自身、先週風邪を引いてしまいました。
鍼灸師になって、初めて引いた風邪、

ちょっと苦しかったです。
お灸の煙で咳が出てしまいますし、

マスクが欠かせない一週間でした。

 

ところで、「風邪」って皆さん「かぜ」と読みますよね。

これを中医学では、「ふうじゃ」と読みます。
「風の邪気」ということです。

 

中医学では、季節ごとに猛威を振るう「邪気」が

あるとされています。
例えば、「燥邪(そうじゃ)」は乾燥した秋に猛威を振るい、

「暑邪(しょじゃ)」は暑い夏に猛威を振るいます。

 

そして、今回のテーマである「風邪(ふうじゃ)」は、
春に盛んになると言われています。

春になると「春一番」と呼ばれる強い風が吹きますよね。

 

でも、この「風邪」は「百病の長」という

不名誉な別名もあるんです。


「暑邪」は暑い夏、「燥邪」は秋、

「寒邪(かんじゃ)」は冬にしか身体を侵しませんが、
「風邪」は季節に関係なく私たちの身体を襲うからです。
夏でも秋でも冬でも、風は吹きますよね。

 

さらに、この「風邪(ふうじゃ)」、

もっと困った性質を持っています。
それこそが、「百病の長」と言われる所以となっています。

 

これは、次回お話しますね。

 

ちなみに、皆さんがよく使う「風邪(かぜ)」は、

「感冒(かんぼう)」というのが本名です。
よく、「感冒薬(かんぼうやく)」なんて薬を

CMでやっていますよね。
あれは、要するに「風邪薬(かぜぐすり)」です。

 

今後も寒暖の差が激しい日々が続くでしょう。

感冒にかからぬよう、ご注意くださいね。

 

鍼灸の起源

カテゴリ: 東洋医学の魅力 作成日:2017年10月12日(木)

こんにちは!十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

 

今日は、鍼灸の起源について、少しお話ししようと思います。
鍼灸という治療技術が生まれた、その「原点」です。

 

鍼灸は、前漢時代(紀元前206~8年)に編纂された
「黄帝内経(こうていだいけい)<霊枢(れいすう)>」という書物に
その治療法が詳しく記載されています。

 

前漢時代とは、あの「漢の太祖」として知られる劉邦の時代です。
2000年以上も前に、鍼灸の治療技術が確立されていたとは、
本当に驚きです。

 

その技術は今もなお進化し、現代人の体質に合った鍼灸治療法が
確立されています。

 

今日は、その鍼灸治療のバイブルともいえる医学書「黄帝内経<霊枢>」の
冒頭文を紹介しようと思います。

 

「黄帝内経」は、黄帝と呼ばれる古代の伝説上の王と
伝説上の有名な医家である岐伯(きはく)が問答をするかたちで書かれている、
中国最古の医学書です。

 

では、以下冒頭文です。


『黄帝が岐伯に質問していう。
私は万民を我が子の様に慈しみ、衣食と平安を保証し、その為に租税を徴収している。
しかし、その人民が天寿を全うしないで生涯を終わり、
病気にかかることを可哀そうに思っている。

 

私は、病気を治すのに、苦い薬を飲んだり、
おできの治療に石で作ったメスで切開する様な、
苦痛をともなう治療法を使わないようにしたい。

 

そこで、細くて小さい鍼によって、経脈の流通を良くし、
血液や神経の機能がバランスを失わない様に調節し、
その機能状況が反映される場所であるツボを適切に運営したいと思う。
そして、この優れた方法を後世に伝えたい。』
  ~「黄帝内経霊枢訳注 第一巻」 医道の日本社 家本誠一 訳(一部改変)~


つまり、鍼灸の起源は「慈しみの心」だということです。


時代は変わっても、鍼灸師にとって最も大切なのは「患者さんを思いやる心」…。

2000年以上前の医学書には、変わることのない真理が書いてあります。