営業時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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11:00~19:00 | ― | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ― | ○ |
※土曜日は10:00から営業いたします。
※月曜日が祝日の場合は、お休みとさせていただきます。
※上記営業時間外でもご予約をお受けいたします。お気軽にご相談ください。
東京都北区十条の鍼灸院。30代以上の女性から人気があり、女性特有の悩みや腰痛、肩こりを改善しています。病気ではないのになんとなく調子が悪い、そんなお悩みがございましたらご相談ください。
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2019.01.15
こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。
今回は、「髪は長い友達」シリーズの5回目です。
前回お話した「肝は血を蔵する」という機能に絡めて、
髪の毛の養生法のお話をしたいと思います。
夜になると、
血液は肝に戻って睡眠の準備に入ります。
夜は、休息するために身体の活動が低下し、
少量の血液で身体を維持することができるからです。
そのため、肝に蔵される血液の量が一番多くなるのは、
眠っているときということですね。
このように、大自然のサイクルに合わせて
人間の身体の中も変化が起きています。
そして、午前1時までに深い睡眠に入れるような
生活サイクルを作ると眠りが深くなり、
良質な睡眠が取りやすくなります。
なぜでしょうか…。
中医学に「子午流注(しごるちゅう)」
という理論があります。
簡単に言うと、人間の臓腑につながる12の経絡には、
それぞれ気が流れる時間帯がある、という考え方です。
この理論では、肝の経絡に気が流れるのは、
午前1時から3時の2時間とされています。
そして、その時間帯までに眠りについて、
より多くの血液を肝に戻しておくと、
肝の経絡の気は伸び伸びと流れることができるのです。
その結果、深く眠ることができるんですね。
そして、肝に戻った「余った血液」で
髪を十分に潤すことができます。
西洋医学的にも、
午前1時までに深い眠りにつける時間に布団に入るのが
身体のみならず髪の健康にもよいのです。
それは、「成長ホルモン」の分泌量が
最大になるのが午前1時だからです。
「成長ホルモン」は、
新陳代謝を活発にし、疲労を回復させ、
自然治癒力を強化させる役割を持った
大切なホルモンです。
睡眠中に分泌され、
眠りが深いほどたくさん分泌されます。
そして、髪や肌を含め、
身体を寝ている間に修復してくれるんです。
「成長ホルモン」と聞くと、
子供の身体を成長させるホルモンというイメージが強いですが、
大人にとっても大切な働きをしているんですね。
髪は、健康のバロメータ。
抜け毛や枝毛、白髪が気になりだしたり
「最近髪が細くなった」なんて感じている方は、
まずは布団に入る時間を調整してみてはいかがでしょうか。
「成長ホルモン」は、眠りについてから
約2時間で分泌されます。
そして、分泌のピークが午前1時。
さらに、肝の経絡に気が流れるのは、
午前1時から3時までです。
だから、午前1時の2時間前の午後11時には
布団に入れると、理想ですね。
大人は身体の成長が止まっているので、
ただでさえ成長ホルモンの分泌量が減っています。
だからこそ、少しでも多く分泌されるように、
良質の睡眠をとることを心がけてくださいね。
次回は、髪に良い食べ物をご紹介いたします。
© 誠真堂鍼灸院