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2019.05.30

湿気で身体がだるいときのツボ

こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

カラカラに乾燥していた冬が終わり、
花粉に悩まされる春も通り過ぎ、
湿気が多くなる時期が近づいてきました。

この時期になると、
「身体が何となくだるい」と感じられる方も
多いのではないでしょうか。

そろそろ梅雨に入ろうかという時期ですから、
仕方ないですね。

でも、その「気だるさ」を軽減できるツボが
あったらいいですよね。

今日は、そのツボをご紹介したいと思います。

その名も「陰陵泉(いんりょうせん)」です。


↑下腿の内側。
内くるぶしから骨の際を上っていって
骨にぶつかるところのくぼみです。
(図:「経穴マップ」医歯薬出版より)

 

このツボは、
体内の水の流れを調節する作用があります。

湿気が多いときに身体がだるくなったり、
頭が重くなったり、お腹が張ってくる人は、
身体の水の巡りが悪いのが原因です。

だから、身体が湿気にさらされると、
水の巡りがさらに悪くなって身体のあちこちに停滞し、
重みやだるさを引き起こしているんですね。

これが悪化すると
「浮腫(むくみ)」になってしまいます。

陰陵泉は、
この流れが悪化して停滞してしまった水を
尿として体外に排出し、
湿気を取り除く作用があります。

これからの季節に、ピッタリのツボですね!

陰陵泉を押すときは、
優しく上に向かって押すのがよいです。

消化器の機能を整える作用もありますから、
普段から下痢をしやすい人にも効果があります。

以上、湿気の多い季節を
少しでも快適に過ごすための豆知識でした。

誠真堂鍼灸院 東洋史

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