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2020.04.15

【感染症対策 その1】足三里への施灸のススメ

~ウィルスに感染しにくい身体を作るために~

こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

皆様におかれましては、
新型コロナウィルスの蔓延により、
不自由な生活を余儀なくされていらっしゃる方が
大半であるかと思います。

言いようのない不安感の中、
経験したことのない不自由さにより
心身ともにストレスが溜まり、
体調を崩しがちな患者様が多数ご来院されております。

今、大切なのは、
①ウィルスに感染しないこと
②他人に感染させないこと
③「感染しない強い身体」
「感染しても重症化させない強い身体」を作ること
です。

上記の①②は、外出自粛で達成されますが、
③は自らの身体に手当てを行うことが大切になってきます。

そこで、皆様におススメしたいのが、
「足三里」というツボへのお灸です。

<足三里の位置>
「足三里」は、ヒザの外側にあるくぼみから指4本分下にあります。

ご自宅でも、手軽にお灸ができる場所にあるツボです。

 

<足三里施灸の効果>
足三里は、疲れが溜まっている方や
病後の虚弱体質の方に保健強壮のツボとして
よく使われる優秀なツボです。

胃腸を整える効果が高く、
足三里を継続的に刺激すると、
食物から栄養分を取り出して
全身に回せるようになるため、
病気になりにくい身体になるだけではなく、
病気の回復も早くなります。

もちろん、排泄もスムーズになります。

1712年に発行された養生訓でも、
「三里を、毎日一壮ずつ百日続け灸する人あり。
これまた、時気(高血圧)をふせぎ、
風(脳卒中)を退け、上気(のぼせ)を下し、
衂(鼻血)をとめ、眼を明にし、胃気をひらき、
食をすすむ。最も益ありと云う。」
と紹介されています。

<留意点>
市販の「せんねん灸」で十分です。
シールで固定できますので、安全性も高く、
手軽に施灸できます。

(お持ちでない方は、当院にて安価でお譲りしております)。

お灸が熱くなってきても、我慢できそうであれば、
お灸の火が消えるまで我慢してみてください。

お身体の状態が悪いときは、
熱さを感じないこともあります。
その際は、熱さを感じるまで
何回か施灸を続けてください。

お灸を外す際は、台座が熱くなっておりますので、
お気をつけください。
灰皿などの受け皿をそばに置いた状態で外すと、
良いでしょう。

可能であれば午前7時から9時の間に
お灸をするのが最も効果的です。
この時間帯に多少のお時間がある場合は、
できるだけこの時間内に施灸してみてください。

足三里に毎日お灸をして、
新型コロナウィルスに感染しにくい身体、
感染しても重症化しない健康な身体を作りましょう!

 

誠真堂鍼灸院 院長 東洋史