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11:00~19:00 | ― | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ― | ○ |
※土曜日は10:00から営業いたします。
※月曜日が祝日の場合は、お休みとさせていただきます。
※上記営業時間外でもご予約をお受けいたします。お気軽にご相談ください。
東京都北区十条の鍼灸院。30代以上の女性から人気があり、女性特有の悩みや腰痛、肩こりを改善しています。病気ではないのになんとなく調子が悪い、そんなお悩みがございましたらご相談ください。
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2019.01.18
こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。
今回は、「髪は長い友達」シリーズの最終回です。
前回の養生法は、睡眠の大切さについてお話ししました。
今回は、髪に良い食物をご紹介いたします。
このブログの中でよく紹介している、
世界最古の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」。
「素問(そもん)」と「霊枢(れいすう)」という
二部構成になっていて、
東洋医学のバイブルともいえる珠玉の名著です。
このうち、「素問」は東洋医学の基礎となる生理学や病理学、
養生法について述べられており、
人間と自然・飲食物との調和の大切さを説いています。
その「素問」には、以下のような記述があります。
穀物は五臓を養い、果物は五臓の働きを助け、
肉類は五臓を補い、野菜は五臓を充実させる。
そして、身体の状態に応じてこれらをバランスよく摂れば、
気力も体力も充実し、健康でいられる。
これを一言でいうと、「医食同源」という4文字で
表すことができるでしょう。
中国では、紀元前400年頃には、
すでに「食医(しょくい)」という資格が設けられており、
飲食物の栄養に関する研究が盛んに行われていました。
紀元前400年は、日本でいうと弥生時代の始まりのころです。
この頃からすでに現代でいう栄養士のような資格が
設けられていたとは、本当に驚きです。
基本的に、どんな飲食物でも
身体の状態を変える「作用」を持っています。
例えば、夏の飲食物であるスイカや麦茶。
スイカや麦茶は、
身体を冷やす作用が備わっています。
もし、麦茶を温めて飲んだとしても、
麦茶自体の性質が「寒冷」であるため、
身体は冷えてしまうのです。
だから、夏に飲食されるのですね。
しかし、最近は季節にかかわらず
どんな飲食物も口にできるようになりました。
特に、飲み物はペットボトルの普及で、
真冬でも麦茶を手軽に飲むことができます。
その影響も大きいのでしょう。
不妊治療にお越しになる患者さんの中には、
「麦茶はノンカフェインだから毎日飲んでいる」
という方が少なくないのに驚かされます。
不妊症は、冷えが原因となっていることが多々あります。
「ノンカフェインだから」と、
ご自身の身体を冷やしてしまう行為を
してしまっていたのですね。
昔の人は、飲食物の持つ性質を経験を通して学び、
医学の知識がなくても
それを生活の中に取り入れていました。
現代の西洋医学は、目覚ましい発展を遂げ、
様々な疾患から私たちを救ってくれましたが、
上記ような生活の知恵を
医学から全く切り離してしまったことは
私たちにとって大きな損失となっていると言えるでしょう。
大自然の恵みの中で生きてきた私たち人間は、
古代から「医食同源」を生活の中で体現してきたのです。
ですから、
飲食物それぞれが持つ性質をきちんと理解して、
そのときの身体の状態や季節を考慮して食事ができれば、
病気にかかる確率はかなり低くなります。
では、これから髪に良い
「肝と腎を補う食べ物」をご紹介します。
「医食同源」を実践して、
身体と髪の健康を手に入れてください。
○肝を補う効果がある飲食物
牡蠣(かき)、なつめ、クコの実、レバー、
にんじん、鶏肉・鶏卵、トマトなど、
※牡蠣となつめ・クコの実は、漢方薬として
肝の陰血不足の症状に用いられます。
にんじんは、胃腸の働きを助け、
肝に作用して血を養い、免疫力を高めます。
鶏肉・鶏卵は「肝」「腎」を補い、造血作用を高めます。
また、トマトは肝臓のコレステロールを
減らす効果もあります。
○腎を補う効果がある飲食物
1.黒い色の食べ物 : 黒ゴマ、黒豆、黒米、きくらげなど
※黒い食べ物は、腎を補いながら、
血液を増やしたりサラサラにする効果もあります。
特に、黒ゴマは髪の維持や便秘の治療薬として
重宝されてきました。
不妊に悩む女性の方にも、とても良い食べ物と言えます。
2.海産物 : あわび、カキ、はまぐり、わかめ、昆布など
※海の底に沈んでいる海産物は、
身体の下のほうにある臓器(腎)に作用します。
薬効も底のほうに行くということです。
補腎効果があるため、不妊症にも適した食材です。
3.「精」のつく食べ物 : クコの実、ニンニク、ニラなど
※「精」とは、毛髪の根となる腎精のことです。
クコの実は「不老長寿の神薬」として
漢方薬や薬膳でも重宝されています。
ニンニクは、優れた強壮作用があることで知られています。
どちらも、精がつきすぎて修行に支障をきたすため
古代の中国では僧侶が食べるのを禁じられていたようです。
⇒クコの実に関しては、
以前に書いた以下の記事を参考にしてください。
「クコの実~不老長寿の神薬~【前編】」
「クコの実~不老長寿の神薬~【中編】」
「クコの実~不老長寿の神薬~【後編】」
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