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2019.06.18

三陰交を冷やさないで!

こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

先日、お話した「三陰交(さんいんこう)」というツボ、
男女問わず大切なツボでした。

特に、女性には婦人科の特効穴として
様々な婦人科疾患に使われています。

でも、最近の女性は、
靴下もズボンも短いものを履いているので、
この三陰交を常時冷やしているような状態に
なってしまっています。

それは、いけません!

三陰交に、指圧やお灸、針といった刺激を与えると、
子宮などの婦人科器官や
肝臓・脾臓・腎臓といった臓器にその刺激が伝わります。

それで治療効果が現れるのですが、
三陰交を日常的に冷やしてしまうと、
婦人科器官や上記の臓器に「冷え」という
あまりよろしくない刺激が伝わってしまうのです。

例えば、
婦人科器官に「冷え」の刺激が伝わると、血行が悪くなり、
「瘀血(おけつ:血行が悪くなってしまうこと)」
になってしまいます。

生理の血に血塊が混じっている方は、
この「冷え」が原因のことが多く、
生理痛の原因にもなります。

また、三陰交は、
男性のED治療にも使われると前回お話しました。

EDを中医学用語では「陽萎(ようい)」といいます。

つまり、体内の「陽気」が足りなくなってしまったことで
「萎え」てしまう症状ということです。

三陰交を冷やしていると
EDになるということではありませんが、
冷やさないに越したことはないでしょう。

ED治療の際、
三陰交にお灸をすることがありますしね。

やはり、冷やすべき場所ではないのです。

このように、三陰交を冷やすのは、
男女ともによくありません。

せめて、三陰交が隠れるくらいの靴下
を履くことをお勧めします。

毎日のちょっとした心配りで、健康を保つことが出来ます。
ぜひ、参考になさってくださいね。

 

誠真堂鍼灸院 東洋史

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