鍼灸の起源

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鍼灸の起源

こんにちは!十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。

今日は、鍼灸の起源について、少しお話ししようと思います。
鍼灸という治療技術が生まれた、その「原点」です。

鍼灸は、前漢時代(紀元前206~8年)に編纂された
「黄帝内経(こうていだいけい)<霊枢(れいすう)>」という書物に
その治療法が詳しく記載されています。

前漢時代とは、あの「漢の太祖」として知られる劉邦の時代です。
2000年以上も前に、鍼灸の治療技術が確立されていたとは、
本当に驚きです。

その技術は今もなお進化し、現代人の体質に合った鍼灸治療法が
確立されています。

今日は、その鍼灸治療のバイブルともいえる医学書「黄帝内経<霊枢>」の
冒頭文を紹介しようと思います。

「黄帝内経」は、黄帝と呼ばれる古代の伝説上の王と
伝説上の有名な医家である岐伯(きはく)が問答をするかたちで書かれている、
中国最古の医学書です。

では、以下冒頭文です。

『黄帝が岐伯に質問していう。
私は万民を我が子の様に慈しみ、衣食と平安を保証し、その為に租税を徴収している。
しかし、その人民が天寿を全うしないで生涯を終わり、
病気にかかることを可哀そうに思っている。

私は、病気を治すのに、苦い薬を飲んだり、
おできの治療に石で作ったメスで切開する様な、
苦痛をともなう治療法を使わないようにしたい。

そこで、細くて小さい鍼によって、経脈の流通を良くし、
血液や神経の機能がバランスを失わない様に調節し、
その機能状況が反映される場所であるツボを適切に運営したいと思う。
そして、この優れた方法を後世に伝えたい。』
~「黄帝内経霊枢訳注 第一巻」 医道の日本社 家本誠一 訳(一部改変)~

つまり、鍼灸の起源は「慈しみの心」だということです。

時代は変わっても、鍼灸師にとって最も大切なのは「患者さんを思いやる心」…。

2000年以上前の医学書には、変わることのない真理が書いてあります。